ラムダ物語

思いついたことを置いておく思考のゴミ捨て場です。

駄目な飛行機fileその4

どうもこんにちは。

ラムダと申します。

昨夜以降、自分の中で文章にしたいことがたくさんあふれてきたので、今日も書いてみようと思います。

というのも、誰も読まないような場所に

自分の思いを晒すというのも変な気分ではありますが。

 

閑話休題

 

今日は書評をしてみようと思います。

小説を読むことが自分の趣味なのですが、感想などを周りに話す機会があまりないもので。

今日読んだ本は、「ニムロッド」という本です。

 

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僕自信知らなかったのですが、

実はこの本、今年の芥川賞に選ばれているそうで。

紀伊国屋で思わず手にとってしまいました。

 

肝心の中身ですが、とても興味深いものでした。

ビットコインを題材に、技術発展していく社会の中で、これから我々人類はどのような在り方を求められるのか、個人と集団、生と死の境がどう変わって行くのか、、、

「君、もしかして自分が取り替え不可だと思ってない?」

という台詞が僕の頭に深く刻まれています。

この小説は、起承転結というか、伏線回収だとかそんな話ではありません。

例えるなら村上春樹さんのような作風でしょうか。

ですが、筆者が思い描くこれからの社会を淡々と文章にしていることで、より物語に引き込まれ、また、自分の在り方について考えを巡らせました。

急激に進化する我々人類のこれからの在り方に一石を投じた、そんな作品でしょうか。

‘フィリップ・K・デイック’の作品が好きな方は是非読んでみて下さい。

ページも120ページと少ないながら非常に読み応えがありました。

一度は読んでみる価値アリです。

 

ただ、自分の人生の中での最高の1冊、とはなりませんでした。

そもそもそんな簡単に更新されては困りますが。

今後は、僕の人生に大きな影響を与えた

本のことも文章にしていければと思っています。

素晴らしい本に出会えて充実した気分です。

では今日はこの辺で。